11月がもうすぐ終わりそうなこの週末、色鮮やかなイチョウの写真が、Twitterで人気を呼びました。目に入るのは一面の黄色。イチョウの雄大さも伝わってきます。
写真は、家本啓佑さん(@iemochi0926)がTwitterに投稿したもの。2万5000回以上リツイートされ、「圧巻ですね」「素晴らしいのひと言」「地元なのに知らなかった」などと、感想が続々と寄せられています。
撮影したのは、島根県大田市の浄善寺でライトアップされている大銀杏だそうです。どんな雰囲気で、どんな風にこの写真を撮影したのか、家本さんに教えてもらいました。
ーー見事な光景ですね。
「友人からこの浄善寺の情報を聞き、11月24日金曜日の夜初めて訪問したところ、ほかの撮影者はだれもおらず、住職さん?のみいらっしゃいました。山や住居に囲まれているため、非常に静かで街灯が少なく、大変心が鎮まるような雰囲気で、撮影は非常にしやすかったです」
「非常にこの場所が気に入ったため、翌日の朝にも来訪しました。夜のライトアップのインパクトとはまた異なり、朝の境内は大変厳かな凛とした空気で、本当に神聖な場所なんだなと実感しました。もちろん、朝日が差し込んでくる銀杏も本当に美しいです」
ーーこの写真では、どういった点を表現したかったのですか?
「銀杏の雄大さ、一面の絨毯、そして金色の世界を表現するために三脚を使っての長時間露光で撮影しました。銀杏が非常に大きいため(樹齢600年以上)、超広角レンズでない限り、近くから全景を写真に収めるのは困難かもしれません」
ーー写真を見ていると、行ってみたくなりました。
「ここは、穏やかな気持ちになれて、タイミングが合えば本当に美しい金色の世界を魅せてくれる素晴らしいところだと思います。ただ、それはこれまでお寺の方をはじめとした地域住民の方々が、昔から本当に大事にされてきたおかげであり、この地域のシンボルで生活の一部だからです。観光客用に整備されてはいません。訪問される際は、そのことを決して忘れないでほしいです」
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