破産手続き中の格安ツアー会社「てるみくらぶ」の社長、山田千賀子容疑者(67)と経理担当者(36)が警視庁に逮捕された。うその書類を示して、銀行からおよそ2億円の融資を受けたとして、詐欺と有印私文書偽造の疑いがもたれている。NHKなどが報じた。約8万~9万人から旅行代金を集めた末の破たんは、刑事事件にまで発展した。
朝日新聞デジタルによると、捜査関係者は、山田社長らが2016年7月、虚偽の決算関連書類を三井住友銀行に提出して、約2億円の融資金をだまし取るなどした疑いがあるとみている。てるみくらぶは3月27日、東京地裁に破産を申し立てていた。