非の打ち所のない履歴書を携えて希望の仕事に応募するのは、簡単なことではない。
そこであるイギリス人男性が素敵なアイディアを思いついた。インテリアデザイナーでアーティストのアンディ・モリスさんは、自身の姿を「レゴブロック」のフィギュアに託して、希望のポストに応募することに決めたのだ。
「これまで私が培ってきたデザイン哲学と、このおもちゃで遊んだ経験を生かして履歴書を作りました。小さなフィギュアに自分を託すことで、他の候補者と差をつけようと思ったのです」とモリスさんはウェブサイト「BoredPanda」で説明している。「人形は私に似ています。それは一方の手にノートパソコンを、もう一方の手に履歴書を持っています」
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またモリスさんいわく、人形を梱包したパッケージは、レゴが販売している本物の商品とそっくりになるよう作ったという。しかし裏面の説明文を読むと、自己紹介や志望動機がちゃんと書かれた履歴書になっていることがわかる。
モリスさんの公式ウェブサイトには、企業側がどんなふうにこの履歴書を受け取るかを紹介した短い動画がのっている。小さなダンボールの小包のなかに紐で縛られた別の箱が入っており、付されたラベルにはこう記されている。「新しい社員を荷ほどきして下さい」。そこであの小さなレゴ人形が大活躍するというわけだ。
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モリスさんのレゴブロック愛は、この履歴書だけに止まらない。
2013年には「ルー」と名付けられた別のレゴフィギュアを登場させた「ルーの旅」という写真プロジェクトを行っていた。ルーの目を通して、東京、ニューヨーク、ドバイなどたくさんの大都市の写真が収められた。
ハフポスト・フランス版より翻訳・加筆しました。