小林武史、ミスチル桜井に感謝の思い「ずっと一緒にやってきてくれた」
音楽プロデューサーの小林武史が、芸術の分野で若い才能を支援した功績者(アートパトロン)に贈られる『モンブラン国際文化賞』の第26回受賞者に選出され28日、都内で行われた表彰式に出席。受賞スピーチでは「本当に恐縮の一言ですが、素直にうれしいです」と喜びをかみしめた。
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"アート界のオスカー"とも評される同賞は、高級万年筆で知られるモンブランが後援となり「モンブラン文化財団」が1992年に設立。小林は、非営利団体『ap bank』や『リボーンアート・フェスティバル(Reborn-Art Festival)』などの活動を通じて、音楽・映画・アートの幅広い分野で、日本に新しい文化潮流を生み出し続けている点が評価された。
2003年の『ap bank』立ち上げに関わった音楽家の坂本龍一が、昨年同賞を受賞している事に触れ「ap bankのきっかけみたいなものも坂本さんとの関係から生まれてきたところもあるので、そういう意味では坂本さんに感謝したい」としみじみ。さらに、「これは忘れちゃいけないのはMr.Childrenの桜井(和寿)くん及び、メンバーが活動をずっと一緒にやってきてくれた」と言葉に力を込めた。
続けて「特に桜井くんがいなければ、この賞には至らなかったというのがあるので、改めて彼にはお礼を個人的に言いたいなと思っています」とにっこり。受賞の報告はできていないというが「1週間も経たないくらいに会うので『恐縮だけど、ひとつの節目にさせてもらうよ』っていう感じで言おうかな。また、きっと何か『リボーンアート』にも協力してくれると思っています」と声を弾ませていた。
表彰式にはそのほか、浅野忠信、2010年受賞者である夏木マリ、昨年に同賞の審査員を務めた書道家の武田双雲氏も出席した。