ビル・クリントンとヒラリー・クリントン夫妻の長女チェルシーさんが8月22日、ドナルド・トランプ大統領の息子バロンくんの服装を酷評する記事を受けて、彼を擁護するツイートをした。
記事を掲載したのは、アメリカの保守系ニュースサイト「デイリー・コーラー」。同サイトは8月21日、「バロン・トランプは、そろそろホワイトハウスにふさわしい服を着始めてもいい頃だ」との記事を公開した。
チェルシーさんは記事が掲載された翌日の22日朝、Twitterを更新。記事の見出しと同じ表現を使って「メディアとすべての人は、そろそろバロン・トランプを放っておき、彼にふさわしい、他人に邪魔されない子ども時代を過ごさせてあげるべきだ」と投稿した。
「彼が両親と公の場に出るときの服装は、普通ではない」。バロンくんがトランプ夫妻とともにニュージャージーからワシントンD.C.に移動した際の服装について、「デイリー・コーラー」はこう表現した。
しかし、忘れている人もいるかもしれないが、バロンくんはまだ11歳だ。
彼の年齢を考慮すると、「せめて公に出る際は、立場に応じた服装をすべき」というこの記事の主張は、とても異様なものに感じる。
彼は思春期にもなっていない子どもだ。大統領の子であろうとなかろうと、チェルシーさんがツイートで述べたように、彼は子どもである権利がある。
チェルシーさんがバロンくんを擁護する姿勢を示し、ホワイトハウスで育つことが厄介な経験であることを示唆させたのは、これが初めてではない。
「バロン・トランプは、すべての子どもたちと同じように、『子どもでいる』チャンスを持っています」
トランプ大領領の就任式直後、ある放送作家が「(バロンくんが)銃乱射事件を起こす生徒になるだろう」とツイートし、強く非難された。この騒動を受けてチェルシーさんは、自身のTwitterアカウントに上記のコメントを投稿した。
まったく同感だ。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。