陸上・世界選手権の男子400メートルリレー決勝が12日夜(日本時間13日朝)ロンドンであり、男子100メートル、200メートルの世界記録保持者ウサイン・ボルトが4走を務めたジャマイカは、ボルトがレース中に足を痛めて途中棄権となった。ボルトは大会前、同大会かぎりでの現役引退を表明。男子400メートルリレーが最後のレースだったが、有終の美を飾ることはできなかった。
Advertisement
レース途中、ボルトは足を痛めて途中棄権となった
決勝レースで4走を務めたボルトは、3位でバトンを受けたものの、最後の直線に入ってすぐのあたりで跳ねるような仕草をみせ、顔を苦痛に歪ませながらレーンに倒れ込んだ。ロイター通信によると、ボルトは左足のハムストリング(太もも裏の筋肉)を痛めたという。ジャマイカのチームドクター、ケビン・ジョーンズ氏は、ボルトが以前から同箇所を痛めていたことを明かした。
■チームメイト「我々は待たされすぎた」
リレーで3走を務め、ボルトにバトンをつないだヨハン・ブレークは、レースの開始が10分遅れたことをBBCの取材に明かした。
「レースは10分遅れ、我々は40分待たされた。ひどかったよ。我々は待たされすぎた」
また、男子100メートルでボルトに勝利して金メダルを獲得し、400メートルリレーでもアメリカチームの一員として銀メダルを獲得したジャスティン・ガトリンは、「彼が怪我してしまったことを残念に思うが、彼が世界でベストであることは変わらない」とコメントした。
Advertisement
■ボルトはSNSを更新「みんなありがとう」
関連記事