7月28日、第一次世界大戦の開戦から103年を迎える。
1914年6月28日、ボスニアの首都サライェヴォでオーストリアの帝位継承者フランツ・フェルディナンド大公夫妻がセルビア人青年プリンチップによって暗殺された。「サライェヴォ事件」から1カ月後の7月28日、オーストリアはセルビアに対し宣戦布告した。
これをきっかけに、ロシア、ドイツ、イギリス、フランス、オスマン帝国、イタリアなどが参戦した。
「クリスマスまでに戦争は終わる」――。開戦当初は、この戦争の行く末を楽観視する見方も多かったが、「塹壕戦」に突入したことで戦線は膠着、拡大。ヨーロッパは「連合国」と「同盟国」の二大陣営に分かれ、かつてない「総力戦」の舞台となった。さらに日本、アメリカなども参戦。戦火はアフリカ、中東、大西洋、中国、太平洋などにも広がり、ついには「世界大戦」となった。
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戦争から100年を迎えた2014年、ポルトガルの退役軍人団体が当時の写真を画像加工で着色し、公開した。塹壕戦や出征する兵士たちの姿。いままで白黒でしか知らなかった第一次世界大戦がカラーでよみがえる。
※亡くなられた方が写った画像もあります。閲覧にはご注意ください