日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」は7月26日、コメンテーターの元宮城県知事・浅野史郎氏が前日25日、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長に関して行った発言について不適切だったとして謝罪した。高須院長がTwitterで浅野氏の発言を「名誉毀損」と激怒し、法的措置も辞さないと警告していた。
番組終盤、読売テレビの林マオ・アナウンサーが次のように文書を読み上げた。
昨日の放送で、民進党の大西議員の国会での発言に対し、高須クリニックの高須院長が民進党・蓮舫代表らを相手取り、損害賠償などを求めた裁判についてお伝えしましたが、その中でコメンテーターの浅野史郎さんが高須クリニックについて、問題を抱えている美容外科であるかのように受け止められるコメントをいたしました。放送後、浅野さんに発言の真意を聞いたところ、そのような意図はなく浅野さんが裁判の内容を誤解していたことによるもので、高須院長に対してお詫びするとの気持ちを表しました。
読売テレビとしましても、高須院長、並びに視聴者のみなさまに誤解を与える放送を行ったことに対しお詫び申し上げます。
この謝罪に続けて、司会の宮根誠司キャスターが高須氏に「大変申し訳ございませんでした。高須院長、これからも仲良くしていただけますでしょうか。ぜひ、イエスとおっしゃっていただきたいと思います」と呼びかけた。高須クリニックは同番組のスポンサー企業。
番組前、ミヤネ屋のプロデューサーから番組中に「お詫び」をすると連絡が入ったことを明かし、「満足ならば提訴しないしスポンサーも続けると確約したぜ」とTwitterに投稿していた高須氏。番組のあと、「全部許すぜ。なう」などと次のようにツイートした。
浅野氏は25日の放送で、高須氏が民進党の大西健介衆院議員の国会答弁で名誉を傷つけられたとして、民進党と大西氏らに計1000万円の損害賠償を求めた訴訟に関連し、「名誉毀損っていうのは事実と違うことを摘示して名誉毀損するっていうんだけれども、国会で言ったかどうかは別にして、普通の平場で言ったとしてもですよ真実を言ったんですよ。もしあるとしたら『この正直者』と怒るようなものですよ」などと発言した。
放送後、高須氏は「明確な名誉毀損です。いまミヤネ屋さんに顧問弁護士から警告しました」などと次のようなツイートをしていた。
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