ジャスティン・ビーバー、「不適切な行動」で中国での公演禁止に 靖国参拝で物議も

ビーバーは、日本で靖国神社を参拝した写真をIntagramにアップロード。その後削除されたが、中国で物議を醸した。
Samir Hussein via Getty Images

カナダ人歌手のジャスティン・ビーバーが、中国での公演を禁止されていることがわかった。北京市の文化当局による声明で明らかになった。

この声明は、「ビーバーが中国で公演できないのはなぜ?」という質問への返答として公開されたもの。

当局は「ビーバーは論争のある若い外国人歌手。海外で一連の不適切な行動があり、過去の中国での言動が国民の不満を引き起こした。中国国内のクリーンなパフォーマンス市場を維持するため、認めることはできない」としている。具体的な行動の内容には触れていない。

ビーバーは現在、2016年3月から始まった「Purpose World Tour」と題された大規模な世界ツアーを実施中だ。2017年9〜10月には、日本、香港、フィリピン、シンガポール、インドネシアでの公演が予定されている。同ツアーで日本を訪れるのは2016年8月の幕張メッセ公演以来、すでに2度目になるが、中国での公演は予定がない。

ビーバーは、2014年に飲酒運転や公務執行妨害の容疑で逮捕された。一方、同じ年にビーバーは、日本で靖国神社を参拝した写真をInstagramにアップロード。その後削除されたが、中国で物議を醸した。その後「気分を害された方にはとても申し訳なく思います。私は中国も日本も愛しています」と謝罪している。

また、その前の「Believe Tour」でビーバーは、2013年に中国を訪問している。その際にステージ上や街中で上半身裸になったり、万里の長城で2人のボディガードに担がれて登る姿で話題を振りまいた。

テレグラフによると、過去にレディ・ガガやボン・ジョヴィも中国で公演を禁止されていた。その理由は、チベットのダライ・ラマへの支持を表明したことだとみられている。

2014年の逮捕時の写真を自ら公開し、更生をアピールするジャスティン・ビーバー

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