セサミストリート、虹色のキャラクターに込めたメッセージ「あらゆる家族をサポート」

「多様な家族のために立ち上がってくれてありがとう」の声も。

アメリカの子ども向け教育番組「セサミストリート」が6月24日、FacebookページやTwitterに、 虹色のマペット(キャラクター)たちの写真を投稿し、SNS上で話題を呼んでいる。

アメリカでは6月は「プライド月間」で、レインボーはLGBT(セクシュアル・マイノリティの総称)の多様性を表すとされる。

セサミストリートが投稿した様々な色とかたちのキャラクターが寄り添う写真には、「セサミストリートは、あらゆるかたち、大きさ、カラーの家族をサポートすることを、誇りに思います」とコメントが添えられている。

この投稿は、26日9時の時点で、Facebookでは1万7000いいね!され、Twitterでは11万いいねを超えた。

この画像を見た人からは、「これがセサミストリートが最高の教育番組として長く愛されている理由です。違いを大切にすることに貢献してくれてありがとう」、「セサミストリートが大好き。多様な家族のために立ち上がってくれてありがとう。彼らは一人じゃない、受け入れられる存在です」などのコメントが寄せられている。

■10年ぶりの新キャラクターは、自閉症の女の子

セサミストリートは、国際自閉症啓発月間にあたる4月に10年ぶりとなる自閉症の新キャストが登場して話題を呼んだ。赤い髪のジュリアは、好奇心旺盛で歌うのが大好きな初の自閉症の女の子だ。

■6月は「プライド月間」

アメリカでは、6月は公式「プライド月間」とされている。ニューヨーク・マンハッタンで1969年6月に起きた「ストーンウォールの反乱」に敬意を表して制定された

1969年6月28日、マンハッタンのグリニッチ・ヴィレッジにあったゲイバー「ストーンウォール・イン」を取り締まろうとした警察に、ゲイ当事者や活動家が反発。差別や弾圧に苦しめられていたセクシュアル・マイノリティの人たちと警察との間で5日間にわたる暴動へと拡大した。

このストーンウォールの反乱が、後にLGBTの権利を求める世界的な運動のきっかけとなったといわれる。現在、毎年6月には世界各地でプライドパレードが開催されている。

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