アメリカのミサイル防衛局は6月21日、ハワイ沖で日米合同の弾道ミサイル迎撃実験を実施したが失敗した、と発表した。
実験は北朝鮮からの攻撃を想定しているとみられるが、ミサイル防衛の難しさを改めて示した格好だ。
防衛局によると、実験は21日午後7時20分(現地時間)に実施。中距離弾道ミサイルをハワイ諸島カウアイ島のミサイル試射場から発射した。
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これに対し、アメリカのミサイル駆逐艦「ジョン・ポール・ジョーンズ 」が発射を探知し、イージスシステムを使ってミサイルを追跡。迎撃ミサイル「SM-3ブロック2A」を発射したが、命中させられなかったという。
今後、担当者が実験データを広範囲にわたって分析するとしているが、調査が完了するまで詳細は明かさないという。
SM-3ブロック2Aは従来の迎撃ミサイルよりもより高く打ち上げることができ、通常よりも角度を上げて飛来するロフテッド軌道の弾道ミサイルにも対処できるとされる。
SM-3ブロック2Aを使った迎撃実験は今回で2回目で、2017年2月にあった前回の実験では迎撃に成功していた。
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