ロックバンドKISSのジーン・シモンズが、アメリカの米国特許商標局(USPTO)に対して6月9日に、ライブパフォーマンスでお馴染みのポーズを申請したことがわかり、話題となっている。申請は、現在、審査中となっている。
申請書に添付されているのは、中指と薬指を曲げたこのポーズ。
「メロイック・サイン」あるいは「悪魔の角」「デビル・サイン」ポーズなどと呼ばれており、彼だけでなく、多くのハードロックやヘヴィーメタルアーティストが使用。ファンなら誰でも真似したり、よく知られている一般的なものと考えられていた。
KISSフリークで知られるTHE YELLOW MONKEYのベーシスト、廣瀬洋一
しかし、公表されている書類によると、シモンズは、個人として「エンターテイメント、つまりミュージシャンによるライブパフォーマンスと、ミュージシャン個人によるジェスチャー」として手のジェスチャーマークを出願している。
X JAPANのYOSHIKIも...
シモンズは、この手振りが初めて披露されたのは1974年11月14日で、KISSのセカンドアルバム「Hotter Than Hell(邦題は地獄のさけび)」ツアーだったと主張している。
登録は可能なのだろうか?
ハリウッド・レポーターは、商標登録に際してはシモンズ氏のオリジナル性がカギになるとして、ビートルズが1966年に発売したレコード「イエロー・サブマリン」のジャケット写真でジョン・レノンが同じポーズをしていると指摘。
また、前例として、有名なプロレスラーのダイヤモンド・ダラス・ペイジが過去に歌手のJay Zが自分のジェスチャーを利用しているとして商標侵害訴訟を提起したことがあると紹介。訴訟は和解に終わっている。
また、Gizmodoでは、ジーン・シモンズがライブでこのポーズを披露する以前、1960年代にはスパイダーマンなどの著名なマンガのキャラクターが同じポーズをしていることも指摘されている。
なお、「グワシ」とは少し違うが「サバラ」とは全く同じだ。
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