人気おもちゃ「フィジェットスピナー」に潜む危険 10歳児の喉に部品が詰まる

「娘は顔を真っ赤にして口からよだれを垂らしていました」(ケリー・ローズ・ジョニック)

ある母親が、指で回して遊ぶおもちゃ「フィジェットスピナー」の危険性を呼びかけた。10歳の娘がフィジェットスピナーの一部を喉に詰まらせてしまったからだ。

アメリカのテキサス州に住むケリー・ローズ・ジョニックさんは、娘のブリトンさんが車の中でこのおもちゃをきれいにしようと口の中に入れ、一部を飲み込んでしまったと説明した。

ジョニックさんは、娘を連れて病院に直行し、そこから救急車でテキサス小児病院に搬送されたと語った。

ジョニックさんは、問題のフィジェットスピナーのメーカー名を明かさなかった。

レントゲン画像から、フィジェットスピナーの金属部品がブリトンさんの食道に詰まっているのが分かる

左:ケリー・ローズ・ジョニック撮影

ジョニックさんは、Facebookに以下のように投稿した。この投稿は2日間で43万回以上シェアされ、4万件以上のコメントが寄せられた。

(※この投稿は非公開になり、現在閲覧ができません)

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娘は顔を真っ赤にして口からよだれを垂らしていました。多少声は出ていましたがパニックになっていたので、私はすぐに車を路肩に停めました。ブリトンは喉を指して、何かを飲み込んだ、と伝えていたので、ハイムリック法(腹部突き上げ法)を試しましたが、効果はありませんでした。

(病院で)何度も点滴の針を刺そうとした後、内視鏡で異物の場所を特定し、除去する手術を受けました。幸い手術が成功して無事でしたが、一時は本当に恐ろしかった… 飲み込んだこと自体もなのですが、その異物の構成などが心配でした。年齢問わず多くの子どもたちがフィジェットスピナーで遊んでいますが、中には年齢制限が明記されていないものがあります。内部のわっかは簡単に飛び出すので、8歳以下の小さなお子さんがいる方は、窒息などの危険があることを意識してください。

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フィジェットスピナーUK」のロブ・エラードさんは、問題となっている製品は自身の会社が生産しているものではないと説明し、自社のサイトで販売されている商品は18歳以上でないと購入できないと明記している、と話した。

エラード氏は「私は4人の子どもの父親として、辛い目に遭ったジョニック家にお気の毒に思います。また、異物の除去とその後の治療による合併症がないと聞いて安心しました」とハフポストUK版に話した。

「ブリトンさんが今回の事件で精神的に傷ついていないことを心から願っています。子どもはブドウからレゴまで、何でも喉に詰まらせる可能性があります。迅速に行動したお母さん、すごいです。我々は親として常に用心しなければなりませんが、ジョニックさんはそれを行動で示しました」

「販売店には、責任を持って宣伝や販売をする義務があります。製品は信頼できる販売店からのみ購入してください」

ハフポストUK版に掲載された記事を翻訳・編集しました。

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