アラン・ドロン、81歳で引退宣言 「あまりにも長く戦うことはない」

フランスの人気俳優アラン・ドロン(81)が俳優業から引退することになった。

1971年公開の映画「レッド・サン」のセットの前で、女優ウルスラ・アンドレス(左)と写るアラン・ドロン

フランスの人気俳優アラン・ドロン(81)が俳優業から引退することになった。5月9日に報じられたAFP通信のインタビューで、本人が明らかにした

ドロンは、舞台作品1本と2018年に公開予定の映画1本に出演してから引退する意向で、「もう年を重ねた。人生の終わりではないが、キャリアの終わりだ」と述べた。その上で、格闘技好きとして知られるドロンは、以下のように付け加えた。

「ボクシングの興行を手がけたとき、私はあまりにも長く戦って後悔している多くの男達を見た。自分自身のために、あまりにも長く戦うことはない」

朝日新聞デジタルによると、ドロンは「太陽がいっぱい」(1960年)でスターの座をつかみ、「サムライ」「パリの灯は遠く」などの作品で知られる。甘いマスクに加え、世に背を向けたニヒルな役柄などで世界のファンを魅了した。

AFP通信は「史上最高の美男俳優の一人と称される」と表現している。

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