バラク・オバマ前大統領は4月27日、後任のドナルド・トランプ大統領よりも医療費負担適正化法(アフォーダブル・ケア・アクト / ACA、別名オバマケア)の方がもっと人気があると指摘し、皮肉った。
オバマ氏の発言はケーブルテレビ局「A+E Networks」主催のイベントで飛び出した。あるイベント参加者はCNNに、オバマ氏は「オバマケアはこれまででもっとも人気がある。そして現大統領より人気がある」と発言したという。
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オバマ氏の広報担当ケビン・ルイス氏はコメントを差し控えた。オバマ氏は以前、トランプ氏の批判することは控えると言っていたがアメリカの『本質的価値観』が危険に瀕しているときは正々堂々と意見を述べるとしていた。
オバマ氏の比較は世論調査に裏付けられている。ハフポストUS版の世論調査によると、49%のアメリカ人はACAを支持しているのに対し、反対が40.9%だ。しかし、トランプ氏の実績を支持しているのが44%に対し、51.9%が不支持という結果が出ている。
トランプ氏は世論調査の低支持率について「フェイクニュース」だと退けた。
オバマ氏はまた、共和党はオバマケアを撤廃するのは難しいだろうと予測した。その試みは3月失敗したばかりだ。
オバマ氏がトランプ氏の政策に言及するのは初めてではない。1月下旬、イスラム教圏7カ国からの入国を制限する大統領令にアメリカ全土で抗議の声が上がった時、オバマ氏は「勇気付けられた」と述べた。
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ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
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