・4月9日 ユナイテッド航空がオーバーブッキングの乗客を引きずり下ろす
・4月10日 ユナイテッド航空CEOが従業員向けのメールでスタッフを擁護
・4月11日 ユナイテッド航空CEOがメールの件を謝罪
・4月12日 客を引きずり出す前の映像が新たに公開
・ユナイテッド航空、「ファーストクラスの客からのクレーム」には迅速に対応←この記事
ユナイテッド航空は4月11日朝、機中でフォークがなかったためにパスタを手で食べなくてはいけなかったとツイートした客に謝罪した。
ユナイテッド3411便の乗客が引きずり降ろされたとして話題になった翌日のことだった。
Twitterユーザーの @Fancienancは、コメディアンのジミー・キンメルに、ファーストクラスに搭乗中、食器の数に問題があったとツイートした。
@jimmykimmel 先週 @united ファーストクラスに乗ったら、フォークがなくパスタを手で食べた!恥を知れ #ユナイテッド航空・カスタマーファースト
そのような事態が本当に起きたかどうかはわからない。それでも、ユナイテッド航空の広報は1時間も経たないうちに、この客の発言は「懸念すべき内容」と表明し、搭乗便名を確認した。
こちらの件を伺って憂慮しております。本日のどの便に搭乗されましたか?
これに多くの人がSNSで怒りを爆発させた。この人たちは、それまでの36時間、ユナイテッド航空に抗議していたからだ。
人々が問題にしたのは、食器がなかったことに対する不満に、会社が即座に反応したからだ。9日、怪我を負わせてまで乗客を引きずり出したことに対する会社の反応と比較すると、あまりに対照的だった。
ユナイテッド航空が乗客の心配をしている... フォークなしでパスタを食べた乗客に。血を流して意識を失った乗客ではない。史上最強の航空会社だ。
ユナイテッド航空のソーシャルメディア担当は、ファーストクラスの食器が足りないというジョークを調査することから1日の業務が始まる。
ユナイテッド航空のオスカー・ムニョスCEOは10日、従業員向けのメールでスタッフを擁護し、乗客に非があるとしたため、さらなる批判を招いていた。ムニョスCEOが4月11日になって、再度謝罪声明を発表した。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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