ズートピアは盗作、と著名脚本家が訴える ディズニー側は「妄想だ」

ゲイリー・ゴールドマン氏は、「トータル・リコール」(アーノルド・シュワルツェネッガー主演)や、「マイノリティ・リポート」(トム・クルーズ主演)などで脚本家兼プロデューサーを務めた人物。

アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したアニメ映画「ズートピア」は、自分のアイディアの盗作だ、として、ハリウッドの著名脚本家、ゲイリー・ゴールドマン氏が3月21日、ウォルト・ディズニー社を著作権侵害で訴えた。CNBCなどが報じた。

ゲイリー・ゴールドマン氏は、「トータル・リコール」(アーノルド・シュワルツェネッガー主演)や、「マイノリティ・リポート」(トム・クルーズ主演)などで脚本家兼プロデューサーを務めた人物。

CNBCによると、ゴールドマン氏は、2度にわたって「ズートピア」と題した映画の企画の構想を、同社の副社長らに直接会って提案していた。最後に提案した2009年の直後に、ディズニー側はタイトルだけでなく、キャラクターやテーマ、セリフなどもそのままコピーしてズートピアを制作した、と訴えている。

ワシントン・タイムズによると、ディズニー側は「ゴールドマン氏の訴えは妄想だ。法廷で最後まで戦う」との声明を発表した。

ズートピアは2016年3月に全米で公開され、日本でも上映された人気作品。

言葉を話す動物たちが出演するが、その世界は人間社会の写し鏡のように、動物の種類による差別や偏見がある。そんな世界で、ウサギのジュディ・ホップスが偏見にもめげず、ウサギ初の警察官になろうと奮闘する...。というストーリー

ボックスオフィス・モジョによると、ズートピアの興行収入は世界で10億ドルを超えている。

ORICON NEWSによると、10億ドルの壁を越えたディズニー作品は他に、『トイ・ストーリー3』『アナと雪の女王』の2作品しか成し遂げておらず、ズートピアが3作品目の快挙を成し遂げたという。

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