核実験の映像、機密解除でYouTubeに公開される(動画)

アメリカは「1945年から1962年の間に210の大気圏核実験を行った」

アメリカ・カリフォルニア州ののローレンス・リバモア国立研究所は3月19日までに、機密指定が解除された核実験の映像をYouTubeに順次公開した。

核兵器物理学者のグレッグ・スプリグス氏は、リバモア国立研究所が15日に掲載したインタビューで、「将来の物理学者」のために、研究所がこの映像を再分析していると述べた。

しかしスプリングス氏によると、核実験映像を一般に公開した理由は他にあるという。この映像は「核爆発で生み出された膨大な威力」を思い起こさせるものであり、スプリングス氏は「二度と核兵器を使用したり、アメリカが攻撃されることがないように願っている」と語った。「こうした核兵器が、報復として自国に落とされることをアメリカは望んではいないと思う」

ローレンス・リバモア国立研究所は、機密解除された映像を掲載しているYouTubeチャンネルの説明で、アメリカは「1945年から1962年の間に210の大気圏内核実験を行った」と説明している。

研究所は、保管されていたおよそ1万本の映像のうち、60本ほどをデジタル化して公開している。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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