韓国大統領選は5月9日投開票 有力候補の出馬辞退で支持率に変化も

憲法裁判所による朴前大統領の罷免から、ちょうど60日目にあたる。
A cutout of South Korea's ousted leader Park Geun-hye is displayed inside a mock jail in Seoul, South Korea, March 13, 2017. REUTERS/Kim Kyung-Hoon
A cutout of South Korea's ousted leader Park Geun-hye is displayed inside a mock jail in Seoul, South Korea, March 13, 2017. REUTERS/Kim Kyung-Hoon
Toru Hanai / Reuters

朴槿恵・前大統領の弾劾審判による罷免に伴う韓国大統領選の日程が、5月9日と確定した。憲法裁判所による朴前大統領の罷免から、ちょうど60日目にあたる。

また、有力候補とみられていた大統領権限代行の黄教安(ファン・ギョアン)首相(上)が3月15日午後「国政の安定と公正な選挙管理のため、私が出馬するのは適切でないと判断した」と述べ、次期大統領選への出馬を断念すると発表した

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黄首相の出馬断念を受けた緊急世論調査では、朴前大統領を支えた与党・自由韓国党で、南東部の慶尚南道知事を務める洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏の支持率が大きく上昇した。一方で順位に変動はなく、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表が大きなリードを保っている。

洪準杓氏

ケーブルテレビ局MBNと民間世論調査期間リアルメーターの緊急世論調査によると、黄首相を支持していたうち32.4%が洪知事に、14.9%は「共に民主党」の安煕正・忠清南道知事に、11.6%は野党第2党「国民の党」の安哲秀・元共同代表に流れた。

ハフィントンポスト韓国版に掲載された記事を翻訳・加筆しました。

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