「フィギュアとツーショットやめて」キツネ写真館が注意喚起 誤飲報告も

宮城県にある宮城蔵王キツネ村と提携するキツネ写真館が、キツネが飲み込む危険性があるのでフィギュアとのツーショットを撮るのを控えるよう呼びかけています。
PRIMORYE TERRITORY, RUSSIA - FEBRUARY 3, 2017: A fox named Alisa in an enclosure at the Primorye Safari Park in the village of Shkotovo. Yuri Smityuk/TASS (Photo by Yuri Smityuk\TASS via Getty Images)
PRIMORYE TERRITORY, RUSSIA - FEBRUARY 3, 2017: A fox named Alisa in an enclosure at the Primorye Safari Park in the village of Shkotovo. Yuri Smityuk/TASS (Photo by Yuri Smityuk\TASS via Getty Images)
Yuri Smityuk via Getty Images

宮城県の「宮城蔵王キツネ村」と提携するキツネ写真館が、公式ツイッター上に注意喚起を呼びかけるツイートを投稿し、話題になっている。キツネが誤って飲み込む危険性があるため、フィギュアとのツーショット写真の撮影を控えるよう求めている。

キツネ写真館は 3月13日に投稿したツイートで、キツネがフィギュアを飲み込んだ場合の危険性を説明。腹を壊すだけでは済まず、開腹手術が必要になる可能性があり、最悪死亡するケースがあると訴えた。

その上で、「万が一誤飲させた場合は、黙って帰ったりせずにすぐに知らせてください」と呼び掛けた。

すると、このツイートに返信する形で、「誤飲を起こしたのは私です...当日連絡なしで帰ってしまって申し訳ありません」と名乗り出た人がいた。

内容から、フィギュアとのツーショットを撮影していた際に、キツネが飲み込む事故が実際に起きた可能性があり、持ち主がそのまま立ち去ってしまったようだ。この他にも、心当たりのある数名から連絡があり、施設側が状況を確認している。

キツネ写真館はさらに、フィギュアに限らず、スマートフォンも飲み込んでしまう可能性があると指摘。誤飲の原因として、置き忘れや落下、故意に噛ませる行為などを挙げたほか、真似する人が出ないよう、過去に撮影したことがあってもネット上に公開しないようお願いした。

人気テレビアニメ「けものフレンズ」の影響で、動物を見に実際に動物園へ行ったと SNS上に投稿する人が増えている。この影響からなのか、キツネ村への来場者も増加しているという。

こうした呼びかけに、反応が多く寄せられた。「誤飲したら治療費を請求するという看板を作っては」「禁止していることを伝えた方がよい」「園内に入る前に持ち主検査や罰金を設定した方が良い」と、事故防止策の提案が相次いだ。

「フィギュアにこだわるなよ」とマナーを指摘する意見や、「キツネは無事なのでしょうか」「可愛いキツネちゃんの幸せと健康を祈っています」と気遣う声もあった。

■関連画像集「キツネたち」


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