中米グアテマラの首都グアテマラ市近郊のサンホセピヌーラにある児童養護施設で3月8日、火災が発生し、少なくとも31人が死亡した。BBCなどが報じた。
現場で14〜17歳の少女19人の死亡が確認された。また、およそ40人が病院に搬送され、いずれも2度〜3度の火傷を負っているという。
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ジミー・モラレス大統領は3日間の服喪を宣言した。大統領府では現在、出火の原因を調査している。
CBSニュースによると、カルロス・ロダス社会福祉相は、7日に施設内で子供たちが脱出しようと暴動が起きたときに火災が発生したという。
この児童養護施設は定員500人に対し少なくとも800人が暮らしており、劣悪な住環境だった。入所者の子供たちの多くが虐待や人身売買、性暴力の被害者で、ストリートチルドレン、軽度の障害を抱えている子供もいたという。
CNNによると、グアテマラの人権に関わっているアブネル・ダビッド・パレデス・クルーズ検事は、「施設内では子供同士のいじめや職員による性的虐待が蔓延していたことから、入所者の子供たちが抗議のため暴動を起こし、朝食の時間にマットレスに火をつけ始めた」という。
ロダス社会福祉相は「責任回避はしない。我々は受け入れる。しかし生命を取り戻すことはできない」と語った。
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火災で死亡した少女の遺体が納められた棺を運ぶ。 JOHAN ORDONEZ/AFP/Getty Images
施設の外で子供たちの安否を気遣う親族たち。JOHAN ORDONEZ/AFP/Getty Images
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生存者の子供が親族と抱き合う。JOHAN ORDONEZ/AFP/Getty Images
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