お母さんたちの中には、写真を撮る時子供と一緒に写りたがらない人もいる。なぜそうなのか? SNSの投稿写真を使ったアルバム制作サービス「Chatbooks」の新しい動画を見ると、その理由がよくわかる。
Chatbooksは、お母さんたちに #GetInThePhoto(写真に加わろう)キャンペーンをPRするプロモーション動画を制作した。動画ではある母親が、ダンスの発表会や誕生日(自分の誕生日であっても)、テーマパークに遊びに行った時も家族写真に入ろうとしない理由を明らかにしている。
「私はいつもその場にいる…でも、記録を残してほしいと思います?」と、母親は言う。 「私は新米ママで、ずっとシャワーも浴びてないし、ヨガパンツをはいて生活しているんだから」
2012年、ハフィントンポストUS版に掲載されて大きな反響を呼んだブログ記事 「The Mom Stays In The Picture(写真に残るお母さん)」で、筆者のアリソン・テートさんはこの動画と同じような気持ちを綴っている。
「写真に写った自分を見ると、嫌になってしまう」と、テートさんは記している。「自分だけではなく、同じ気持ちの人は大勢いる。私の友達にも、カメラを避ける人は多い。そりゃそうでしょう。ママさん体型になっているし、昔ほど若くもない。ドライヤーで髪を乾かしたり、化粧をしたりする時間が毎回あるわけでもないし、お風呂に入る(湯船につかる)余裕だってないし」
このブログは多くの母親の共感を呼び、「カメラの前に復帰」させた。 そしてこの1年後、別の母親、ジェイミー・デイヴィス・スミスさんがハフィントンポストUS版に「母親と一緒に写った写真があれば子供もうれしく思うはずだ」と寄稿した。
「子どもと一緒に写真を撮っておかないと、後で見返す思い出がなくて、さみしい思いをすることになる」と、デイヴィスさんは言う。「子供たちだって、母親がいたことは分かるにしても、大人になった時、振り返って見ることができる写真がない。髪型がイマイチだとか、少々体重が増えたとか、そんなことで思い出を失うのはもったいない」
Chatbooksの動画は、親が子供と一緒に写真を撮るのは大変なことだと、ユーモラスに指摘している。
こうした困難があっても、動画に出てくる母親は「産後太り」が解消できていなくても、メイクしていなくても気にするのはやめよう、と仲間の母親たちに呼びかけている。Chatbooksが母親たちに望んでいるのは、もっと頻繁にカメラの前に出てきてくれること、それだけだ。
「このリトル・モンスターたちを記録に残す価値があるのだから、あなたにだってその価値はありますよ」と、動画の母親はそう言っている。
ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。
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