「甘太郎」のコロワイド会長「アホが何故会社にいる?」社内報で社員を罵倒

「労働が少し位きつくとも、むやみやたらに派遣を増やさない」などとも書かれていた。
コロワイド

居酒屋チェーン「甘太郎」「ラ・パウザ」などを経営する飲食大手、コロワイドの社内報がSNS上などにアップされ、蔵人金男会長が、社員を罵倒する内容の文章が掲載されていたことから、衝撃が広がった。

同社の広報室は2月24日、「本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態になりました」とする謝罪のコメントを発表。また、社内報で該当する部分の全文を公式ホームページ上に掲載した

コロワイドは「牛角」や「しゃぶしゃぶ温野菜」などを経営する「レインズインターナショナル」を約5年前に買収した。問題となった部分は主に、レインズの社員に対する部分だった。

当該部分の概要は以下の通り。(一部省略)

コロワイドが、レインズを買収して5年。
未だに挨拶すら出来ない馬鹿が多すぎる。
お父さん、お母さんに躾すらされたことがないのだろう。
家庭が劣悪な条件で育ったのだろう。

個人的に張り倒した輩が何人もいる。

私が嫌いで、嫌悪感すら感じるのだろう。
そのアホが何故会社にいる?
辞めて転職したらいいのに。
所詮、コロワイドが買収した会社。

生殺与奪の権は、私が握っている。
さあ、今後どうする。
どう生きていく?アホ共よ。

文章全体は会長が考える「リーダー論」が主なテーマで、その哲学に従って社員を叱咤する内容。「今の時代はトップダウン型」「危機意識と問題意識の希薄な野郎ばかり」「労働が少し位きつくとも、むやみやたらに派遣を増やさない」などとも書かれていた。

レインズ社員に対する罵倒はその最後の部分で登場している。

※全文はこちらに掲載されている。

騒動を受けて公式サイト上で広報室が発表した文章では、「当該文はビジネス・商売の基本となる考え方を述べたものであり、本来はそちらがメインとなるものであります」「弊社会長の独特の言い回しで、今回はその本来の意図が伝わらなかった」と釈明している。

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