「生理痛ひどくても会社行かなきゃ、が変わって欲しい」 徳永有美アナウンサー、女性の働きかたへの思いを語る

「昔は根性論で我慢して、はいつくばってでも会社に来なきゃいけないという風潮があった。それが変わって欲しい」
Yumi Tokunaga

生理の痛さは、まるでお腹の中にボクサーがいてパンチを打ってくるようなものだ ―― そう書いたハフィントンポスト編集部員のブログを読んだ元テレビ朝日アナウンサーの徳永有美さん。自身がキャスターを務める番組で「ちょっと口に出しづらい女性の体のことを話したら、もっと働きやすい社会になるのでは」と語った。

徳永さんが読んだのは、自らの生理痛について上司に相談したハフィントンポスト編集部員のブログと、相談されてとまどった上司のブログ。

徳永さんは2月23日に放送されたAbemaTVのニュース番組「けやきヒル's NEWS」で、「生理痛は千差万別。ひどい人もいれば、軽い人もいる。生理痛というものがあるということを男性に知ってもらい、会社、社会、組織で理解してもらうってことに意味があると思う」と語った。

徳永さんと同じくアナウンサーで、ハフィントンポスト編集主幹の長野智子も、生理の悩みを一人で抱えて我慢しながら働いた、とブログで告白した。「仕事を振りづらいと思われたくない」「(同僚や上司に)だから女は、と言われて引かれそう」などが理由という。

徳永さんは「昔は根性論で我慢して、這いつくばってでも会社に来なきゃいけないという風潮があったけれど、それが変わって欲しい」と思いを語った。

番組で語る徳永有美さん(右)とハフィントンポスト編集長の竹下隆一郎(左)(AbemaTV「けやきヒル’s NEWS」より)

徳永さん自身は、生理痛はそれほどひどくなかったそうだ。ただ40歳を超えた今、生理前のホルモンバランスが気になっている。

「若い時は気にならなかったんですが、40歳を超えるとホルモンのバランスが、生活や社会、仕事にどう影響を与えるかを本気で考えるようになりました。こういった特集が立ち上がるとうれしいです」

「あの人ちょっとイライラしているよね、とか言われる場合もあるけれど、こういう(女性のカラダの情報)ことが知れ渡ると、色々あるんだろうな、とそんたくしてもらえるかもしれませんね」と語った。

ハフィントンポストの新企画「もっと話そう女性のカラダ Ladies Be Open」は、生理や女性ホルモンなど、女性のカラダについて会話する場所をつくろうというプロジェクトだ。

これまでに、たくさんの声が寄せられており、「ハッシュタグ#ladiesbeopenをつけて意見をTweetしてほしい。一緒に悩みながら考えていきたい」(竹下編集長)としている。

ハフィントンポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。

女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。

みなさんの「女性のカラダ」に関する体験や思いを聞かせてください。 ハッシュタグ #ladiesbeopen#もっと話そう女性のカラダ も用意しました。 メールもお待ちしています ladiesbeopen@huffingtonpost.jp

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