北朝鮮籍の4容疑者、平壌に帰国か 正男氏殺害事件
北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシア警察は19日に記者会見し、これまで逮捕した3人のほかに、北朝鮮国籍の男4人を容疑者と特定し、殺人容疑で行方を追っていると明らかにした。4人はいずれも事件当日の13日にマレーシアを出国したといい、国際刑事警察機構(ICPO)に捜査協力を要請したという。
警察は17日までに、事件に関与した疑いで実行犯の女2人と、北朝鮮国籍の男1人を逮捕している。今回の発表で容疑者は計7人になった。
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警察当局が19日、新たに容疑者として公表した4人は、リ・ジヒョン(33)、ホン・ソンハク(34)、オ・ジョンギル(55)、リ・ジェナム(57)各容疑者。1月31日から今月7日にかけてマレーシアに入国していたという。
シンガポールのテレビ局「チャンネル・ニュース・アジア」によると、4人はクアラルンプールから空路でジャカルタ、ドバイ、ウラジオストクを経由して17日に北朝鮮の平壌に帰国したという。
(朝日新聞デジタル 2017年02月19日 22時05分)
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(朝日新聞社提供)