人気女優の清水富美加(22)が2月12日、所属事務所との契約を解除し、信仰する宗教団体「幸福の科学」の活動に専念する意向を持っていると表明したことを受け、所属事務所「レプロエンタテインメント」の顧問弁護士の山縣敦彦、塩川泰子の両弁護士が同日夜、都内で会見した。日刊スポーツなどが報じた。
山縣氏によると、清水が信仰を告白。それに伴って出家し、今後の仕事はできないと、先月末に申し出があったという。教団側の弁護士と代理人同士で、今月に入ってから協議を進めていた。協議中に突然、清水の代理人から体調不良を理由に、今後仕事ができない、さらに回復の見込みも立たないと連絡があったという。
山縣氏は「信仰に関しては最大限尊重したいと考え、仕事を減らし、新規のお話は入れませんと話し、ご理解を得られるかなと思っていましたが、今日、教団側が会見を行われたことを遺憾に思います」と、突然の教団側の会見に不信感を示した。さらに、教団側の主張に対し「事実と違うことが多く含まれていると思う」と指摘した。
(清水富美加の事務所会見「遺憾」教団側会見に不信感 - 芸能 : 日刊スポーツより 2017/02/12 21:40)
スポニチによると、顧問弁護士側は会見で「無理やり仕事をさせたりとか、やりたくない仕事をさせていたということはない」と否定。「当社は月に1回か週に1回、マネジャーが本人と直接面談し仕事の説明をしている。本人がその場でやりたくないと言ったら(事務所としてその仕事を受けないと)考えることもあるが、そういうことはなかった。本人はむしろ、積極的にいろんな仕事を受けたいと言っていた」と説明した。
さらにスポーツ報知によると、弁護士側は「本人は積極的に仕事に取り組んでいた。仕事を押しつけたことはない。(報酬に関しては)適切な報酬を支払ってきた。本人が嫌がっている仕事を、無理やりさせたことはない」と説明した。
一方、清水富美加は12日に自身のTwitterを更新し「すり減って行く心を 守ってくれようとしたのは 事務所じゃなかった」と次のような投稿をした。
また「幸福の科学」の広報担当者は12日、清水の芸能活動について、ハフィントンポストの取材に次のように説明した。
「最近は、人肉を食べる人種の役柄など良心や思想信条にかなわない仕事が増え、断ると所属事務所から干されてしまう恐怖心との葛藤のなかに置かれていました。仕事を選択する自由も無い、一種の“苦役”(憲法で禁じられています)ともいえる就労環境のなかで、ついには心身の不調をきたすまでになりました。この2月には、医師による診断の結果、休養が必要となり、現在は芸能活動を中断しています」