シンガーソングライターの宇多田ヒカルさんが、2月4日、Twitterを更新し、学校の授業で自分の曲を使いたいという人には著作権料は気にせず無料で使って欲しいとの考えを表明した。
JASRACが音楽教室でも著作権料を徴収する方針との報道に寄せてコメントしたもの。
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著作権法では、公衆に聞かせることを目的に、楽曲を演奏したり歌ったりするという「演奏権」について、作曲家や作詞家が専有すると定めている。この演奏権を根拠にこれまでJASRACでは、コンサートでの演奏やカラオケでの歌唱などでも著作権使用料を徴収している。
JASRACのサイトによると、コンサートなどでは、入場料がない場合にも演奏一回につき規定の著作権使用料を納めるようにと規定されている。
一方で、JASRACは音楽教室に通う生徒も不特定多数の「公衆」にあたり、この演奏にも「演奏権」が及ぶと判断。今後は教室でも徴収するとの方針を示した。
こうした動きに対しては、ヤマハなど7つの企業、主要団体が2月3日、「音楽教育を守る会」を発足。「文化の発展に寄与するという著作権法の目的に合致しない」として、JASRACの方針に反対する態度を表明している。
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JASRACは国内外の楽曲約350万曲の著作権を管理する団体。楽曲を使用する人々から著作権料を徴収し作詞家・作曲家に分配している。宇多田さんはアーティスト側の立場としても、「学校」での徴収には反対である意見を述べた。
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