1月25日、福岡市早良区の西新(にしじん)商店街で、解体中のビルが倒壊した。警察などが倒壊に巻き込まれた人がいないかどうか、建設用の大型機械で鉄骨を動かすなどして確認を進めたが、福岡市消防局によると負傷者はいないという。
事故現場は、福岡市早良区にある西新商店街の一つ「中西商店街」。西新商店街は福岡市の西部にあり、約1.5キロほどの通りに280軒もの商店などが建ち並び、賑わいを見せている。午後1時50分ごろ、消防署などに「解体中の建物が倒壊した」と近隣住民から通報があった。警察や消防が確認したところ、商店街の中の解体中の建物が倒壊しているのが見つかり、崩れた鉄骨やコンクリートがすぐ前にある幅7〜8メートルほどの道路を塞いでいたという。
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西新商店街連合会の事務局長で、現場近くで喫茶店を経営する吉武勝美さん(63)によると、倒壊したビルはブティックとマージャン店が入っていた2階建てビル。10階建てマンションに建て替えるために1月から解体工事中だったという。
吉武さんはハフィントンポストの取材に「午後2時ごろ、大きな地震のような音がしてびっくりしました。急いで現場に向かうと、砂ぼこりがすごくて前がよく見えなかった。通行人が巻き込まれた様子はなかったですが、危機一髪だった人が何人がいました」と話していた。
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■ビル倒壊現場付近の地図