カナダのAmazonでインドなどの国旗をあしらった玄関用マットが売り出されたことがネット上で話題になり、インドのスシュマ・スワラジ外相がTwitterで激怒し、Amazonはサイトから商品を削除し、外相に謝罪した。
しかし、問題はまだ解決していない。
スワラジ外相の抗議を受けてAmazonはインド国民が不快感を催す玄関マットの販売を停止したにもかかわらず、インドのネットユーザーたちはGoogle Playストア上でAmazonアプリに低評価をつけ始めた。アプリに否定的なコメントを投稿する人もいる。
1月11日にスワラジ外相はTwitter上で、インド国旗の玄関マットがカナダのAmazonのサイトから削除されないかぎり、Amazon従業員のビザ発給をすべて停止すると警告した。この商品を最初に取り扱ったのはカナダのAmazonだ。
インド国旗の色をした玄関マットをAmazonから削除しろ
全インド国民に謝罪して、インド国旗の色をした玄関マットを削除するように。
もうAmazonからは何も買わない
私たちの国旗にした行為に抗議するためアプリはアンインストールした。もう二度とAmazonから買うことはない。
ユーザーの中には、この件のためにアプリのアンインストールで脅す人までいた。
よくも
よくも玄関マットに私たちの敬愛するインド国旗をあしらって売るような真似ができたものだ。
業者とAmazonはともに他国の国旗を尊重すべきだ。もうAmazonで買い物はしない。このアプリもアンインストールする。
Amazonをボイコットしよう
私たちの国を侮辱するなんて一体何様のつもりだ。
さらに多くのユーザーがアプリの評価を落とし、Amazonへの怒りを示すコメントを投稿しているが、インド人ユーザーがこうした行動をとったのはこれが初めてではない。
2015年にはインドのECコマースサイト大手「スナップディール」のブランドアンバサダーをしていた映画俳優アーミル・カーンが、「インドはますます不寛容になりつつある」と発言したとき、「スナップディール」のアプリをアンインストールする動きが相次ぎ、星1の評価をつけたユーザーもいた。
インドのテレビ局「タイムズ・ナウ」のアプリも同じ運命を辿った。当時タイムズ社にいたジャーナリストのアルナブ・ゴスワミ氏が、イスラム教の説教師ザキル・ナイク氏を否定的に報じたためだ。
ハフィントンポスト・インド版より翻訳・加筆しました。
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