性犯罪者がサンタクロース。アメリカのペットショップ店員を逮捕

子どもやペットと一緒に写真に収まっていたという。
Santa Claus hat ona a white background
Santa Claus hat ona a white background
Ursula Alter via Getty Images

かつて児童への性的暴行で有罪判決を受け、再犯の危険性が高いと見られていた性犯罪者が、バージニア州ウィズビルのペットショップ「ペトコ」店内のクリスマスイベントで、サンタクロースとして働いていたところを逮捕された。

地元紙ロアノーク・タイムズによると、レナード・ラッセル・キッド(37)容疑者は2002年、6歳の少年を性的暴行し、加重性暴行罪の罪で2002年に禁錮6年の判決を受けた。

レナード・ラッセル・キッド容疑者

キッド容疑者は、保護観察官から特別な許可なしに子供たちがいるイベントに関わることを許されていなかったが、保護観察官は、彼が子供たちの前でサンタクロースになっているとは知らなかったという。

ロアノークのCBS系テレビ局WDBJ7によると、キッド容疑者はそのイベントで、子どもやペットと一緒に写真に収まっていたという。

バージニア州警察によると、キッド容疑者は10月の性犯罪登録で自分の登録を更新し、雇用主を「ウィズビルのペトコ」と記載していた。ペトコはWDBJ7に、「キッド容疑者はもう勤務しおらず、警察の捜査に協力する」と述べた。

収監されたキッド容疑者は2009年に釈放される予定だった。しかし彼を診断した臨床心理学者から、「再犯の危険性が極めて高い」という報告があった。地元メディアSWVaToday.comによると、他のテストでも、「7年以内に暴力的な再犯をする可能性が極めて高い性犯罪者」に該当したという。

この結果、キッド容疑者はバージニア州の州法にもとづき、「セクシャル・プレデター」(性犯罪者)に登録され、刑期を越えても収監された。

地元紙ブリストル・ヘラルド・クーリエによると、心理学者は2012年、キッド容疑者は2012年、「社会に対して、高い危険性をもたらし続けるだろう」と指摘していたという。

キッド容疑者は2015年、子供たちの集会などには接近しないことを条件として釈放された。バージニア州矯正局が現在、経緯を調査している。

ペトコは、長年サンタクロースのイベントを主催している。イベントでは、クリスマス用の写真を撮るためにペットを連れて来ることができる。写真の売り上げは、飼い主のいない動物たちを支援するペトコ財団に寄付される。

ハフィントンポストUS版より翻訳・加筆しました。

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