尾木ママは、成宮さんが引退声明の中で「絶対に知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされた」と書いていた部分に注目。「薬物疑惑とセクシャリティ問題は全く別物」として、「心から信頼していた友人にセクシャリティの問題を勝手にアウティングされてしまったことを嘆き 不信感と絶望感にとらわれてしまったのではないでしょうか!? これは薬物疑惑をかけられるよりどんなに深く傷つくことでしょう」と述べた。
尾木ママは別のブログ投稿でも「全くプライベートな触れられたくないセクシャリティの問題を信頼を裏切られるかたちで公にされる屈辱感 いかばかり大きかったことでしょうか!?」などとコメント。「声明文全体から溢れるように伝わってくる絶望感 芸能界から消え入りたい思い びんびん伝わります」などと記した。
一方で、成宮さんに対しては「ダメです…こんなに自己否定しては…」と教育者の目線でもアドバイス。「成宮寛貴君のファンは勿論 市民の皆さんだってあなたを見捨てたり下げすさんだりなんかしませんよ…(原文ママ)」などと続け、信頼出来る人物もいると強調。「不信感を吹き飛ばす素晴らしい『信頼』に出くわすのも人生」などと述べた。
「アウティング」とは
「アウティング」とは、他人の秘密を暴露することで、特に他人のセクシュアリティーを暴露する場合に多く用いられる。2015年8月には、一橋大学の法科大学院生の男性が、同性愛者だと同級生にアウティングされたことをきっかけに大学内の建物から転落死する事件も発生していた。
2日に発売された週刊誌『FRIDAY』は「成宮寛貴『コカイン吸引』疑惑の現場写真!」との見出しで、成宮さんがコカインなど数種類の薬物を入手・使用していると報じた。成宮さんの知人の証言として、11月9日未明、都内の自宅で成宮さんがコカインを吸引したり、大麻やケタミンという麻薬を使用したとの内容を掲載。さらに、成宮さんとみられるTシャツ姿の男性が室内でテーブルの上の白い粉が広げられたシートに手を伸ばしているような写真も掲載されていた。
事務所は同日、「記事は事実無根。断固として抗議する」として報道を否定。成宮さんも「非常に憤りを感じます。薬物を使用したことは一切ございません」と反論した。