アレッポの少女バナ・アラベドさん、Twitterを再開「攻撃が続いています」

アカウントが閲覧できない状態になってから2日が経ち、Twitterが再開されました。
Twitter / AlabedBana

シリア北部の都市アレッポから内戦の状況を発信していたバナ・アラベドさん(7歳)のTwitterアカウントが、一時的に閲覧できない状態になっていたが、12月6日深夜に再開された。

■母親ファティマさんによる最新の投稿

攻撃が続いています。どこにも行く場所がありません、常に死を感じています。私たちのために祈っていてください。さようなら。 ーファティマ

バナさんのTwitterアカウントは母親のファティマさんによって2016年9月に開設され、アレッポ市内で激化する空爆の様子を動画や画像とともに伝えていた。

2016年11月28日にシリア軍の空爆により住んでいた家を失い、その後も避難を続けていたとみられるが、12月4日に突然Twitterアカウントが閲覧できない状態になった。

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バナさんら家族の安否を気遣う声がネット上に広がっていたが、2日後、アカウントが再開された。ファティマさんの投稿からは、未だに家族が危険な状況下にいることが読み取られ、ツイートをみた人からは家族の無事を祈る声が寄せられている。

Twitterアカウントが一時的に非表示になった原因や、再開に至った経緯などは明らかになっていない。

なお、バナさんのTwitterアカウントについては、バナさんが7歳で英語を話せることや、アサド政権やプーチン大統領に向けたメッセージを投稿していることで、偽アカウントではないかと疑う声やプロパガンダ利用を指摘する声も寄せられているという。

そのような批判に対して、母親のファティマさんはBBCの取材に対し、自分達はいかなる慈善団体やメディアにも属していないと答えている。語学学校で英語を学び、大学時代はジャーナリズムや政治学を専攻していた背景があり、「すべての言葉は心から湧き出たもので、真実です」と話している

■これまでのバナさんのツイート(抜粋)

11月25日、バナさんと2人の兄弟の写真。

11月26日、自宅付近で起きた爆撃の動画を投稿した。

11月28日、爆撃により家を失ったとツイート。

私たちは今家を失いました。軽いけがをしました。昨日から寝ていません。お腹がすきました。生きたい、死にたくない ――バナ

12月4日、アカウントが一時的に非表示になる数時間前に投稿されたツイート。

軍が私たちを捕まえにくる。いつかどこかで会いましょう。さようなら。 ーファテマ

■関連画像集「シリア、アレッポの今」

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