アメリカのトランプ次期大統領は11月21日、環太平洋連携協定(TPP)からの離脱など2016年1月20日の就任初日に実行する政策を示したビデオメッセージを公表した。トランプ氏が大統領選後にTPP離脱に言及するのは初めて。
トランプ氏は就任後100日間の優先事項を説明する動画メッセージで「我々の法を回復し、雇用を取り戻すため、就任初日に大統領令で実行できる行動のリストを作成するよう、私の政権移行チームに指示した」と述べた。
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その上で就任初日にやることとして、「貿易に関しては、我が国に災厄をもたらす恐れがある環太平洋連携協定からの離脱の通知を出すつもりだ。その代わりに、雇用と産業をアメリカに取り戻す公平な2国間貿易協定の交渉を進めていく」と話した。
トランプ氏は選挙期間中もTPP離脱を公約に掲げていた。日本などTPP参加国はトランプ氏に協定を重視するよう働き掛けてきたが、同氏の決意は揺らがなかった。
■スライドショー「漫画でわかるTPP」
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