はごろもフーズの缶詰「シーチキンLフレーク」
加工食品大手の「はごろもフーズ」(静岡市清水区)が製造し、山梨県内のスーパーで販売されたツナ缶にゴキブリとみられる昆虫1匹が混入していた。10月27日、朝日新聞デジタルなどが報じた。同社は製造過程で混入したとみているが「ほかの商品に混入した恐れはない」として、公表していなかった。
ゴキブリが混入していたのは、はごろもフーズの缶詰「シーチキンLフレーク」。NHKによると、今月13日、山梨県甲斐市内のスーパーマーケットから、販売した缶詰に約15ミリのゴキブリが混入していたという連絡があった。同社によると缶詰は2014年12月頃、静岡市清水区内にある下請け会社の工場で製造されたものと見られ、その際にゴキブリが混入した可能性のあるという。
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同社は缶詰を購入した甲府市内の女性に謝罪した。同様の訴えがないことから商品の製品回収などはしていない。販売スーパーは「納得できない」と所轄の県中北保健所(甲府市)に通報。山梨県衛生薬務課は、静岡市に製造過程での混入の有無などの調査を依頼したという。
経営企画室は「製造ラインの再検査と社員指導の徹底、工場間で情報の共有を図り、全社を挙げて再発防止に努めます」とコメントしている。
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