イタリア中部で10月26日午後9時18分(日本時間27日午前4時18分)ごろ、強い地震があった。アメリカ地質調査所によると、震源はマチェラータ県ビッソ付近で、震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.1。朝日新聞デジタルなどが報じた。
イタリアのANSA通信によると、震源に近いウッシタ村の村長は「終末が訪れたような、とても強い地震だった。人々は通りで叫び、電灯は消えた」と語った。
イタリア中部の街、サンアントニオ村の被害。ガレキの前で呆然とする男性(26日の1度目の地震後に撮影)
また、この地震の2時間前にも、ビッソ付近でM5.5の地震が発生した。イタリア中部では8月下旬にもM6.2の地震があり、震源に近いアマトリーチェなどで多くの建物が倒壊。298人が死亡している。