アメリカ東部・ニュージャージー州で9月29日朝(現地時間)、公共交通機関「ニュージャージー・トランジット」(NJT)の通勤列車がホーボーケン駅構内に突っ込んだ。ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事は会見で、ホームにいた女性1人が死亡し、114人が負傷したと発表した。
NJTの広報担当者によると、事故が起きたのは28日の午前8時45分ごろ、郊外路線のパスカック・バレー線だった。
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ホーボーケン駅はニューヨーク中心部のマンハッタンから川を隔ててすぐ対岸にあり、ニューヨークへ向かう多くの通勤客で毎日ごった返している。通勤客は通常、ホーボーケン駅でニュージャージー州とマンハッタンを結ぶPATHトレインに乗り換える。ライトレールと地下鉄北線もホーボーケン駅に乗り入れている。
ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事は会見で「これほどの事故は今まで起きたことがなかった」と述べた。また、重傷を負った機関士も原因究明の調査に協力しているという。
事故列車に乗っていたジェイム・ウェザーヘッド・サウルさんはCBSに対し、列車は満員で、事故が起きた時は立ち上がろうとしていたと話した。ホーボーケン駅は列車の終点で、通常は乗客はみんな椅子から立ち上がるからだ。
ケイトリン・マッケイブさんは事故後に駅に着いたが「線路が水浸しになっていて、屋根が崩壊していた」とCBSに語った。別の目撃者はBBCに対し、「水が屋根からしたたり落ちていて、乗客が窓から脱出していた。頭から血を流して座り込んでいる人がいた。多くのけが人がいた」と述べている。
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ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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