9月18日まで開催された東京ゲームショウ2016の来場者は、27万1224人と過去最多となった。各ブースでは、美しいコンパニオンたちが注目を浴びていたが、出展したゲーム会社の経営者からはコンパニオンの露出の高さを批判する声が出ている。
「“キャバクラゲームショウ”やめませんか?」と題したブログを9月19日に発表したのは、福岡市のゲーム会社「サイバーコネクトツー」の松山洋社長だ。
松山氏は4日間、幕張メッセの会場にいて「通路をふさぐほど人だかりができてるな」と思って近づいてみると、「みんなブースのコンパニオンさんを撮影してる」という経験をしたと記述。近年では各メーカーのコンパニオンの衣装が、露出が高すぎると指摘した上で、以下のように苦言を呈した。
言わせて下さいよ。
ゲーム業界のひとりの人間として。
“いつからゲームショウは露出の高いコンパニオンさんで人を集めるようになったんですか?”
“我々が作っているのはゲームソフトで、その発売前の最新作を入場料を払ってまで来場してくれるお客さまにお披露目する場所だったんじゃないんですか?”
“我々が作るゲームソフトはそんなにも頼りないですか?ゲーム以外の目的を作らないと人に注目してもらうことができないんですか?”
(第18回『“キャバクラゲームショウ”やめませんか?』の巻|ゲーム制作会社 サイバーコネクトツー 松山洋の「絶望禁止」ブログより 2016/09/19)
■ネットの声は…
この松山氏のブログに対し、「子供も来るイベントでアレはないよな」「女性向けゲームも増えているのに…」と賛同する声が広がっている。その一方で、東京モーターショーなど「大抵の業界の展示会でも同じ」として展示会全体で同じような傾向になっていると指摘する声があった。
また以前から、ゲームショウではゲーム画面の撮影が禁止されているケースが多いため「コンパニオンとコスプレイヤーしか撮影するものがない」という不満も出ている。
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