ロックバンド「黒夢」の商標権が東京国税局によってネット公売にかけられていることについて、ボーカルの清春(47)のマネージャーが「商標権を落札した方から買わせていただこうと考えている」とコメントした。スポニチが9月18日に報じた。
黒夢のシングル「heavenly」【ジャケットB】より
公売にかけられたのは、音楽の演奏や、レコードやネットで使われる音楽ファイルや画像ファイル、まくら、マットレスなど様々な商品に「黒夢」の登録商標を使う権利。スポニチによると、清春が設立した権利管理会社「フルフェイスレコード」が負債を抱えて税金を滞納したため差し押さえられたという。マネージャーは「コンサート制作に費用をかけてきたが、元が取れない時もあった」と話したという。
特許庁の担当者はハフポスト日本版の電話取材に対して「第三者が商標権を落札した場合に、黒夢が自分のバンド名を使ったビジネスができなくなる可能性もある」と指摘していた。
■商標権が公売にかけられていることを公式発表
清春の公式Twitterは18日、同社代表取締役の佐々木敏哉氏の声明を掲載した。「黒夢」の商標権が公売にかけられていることを公式発表した上で、「弁護士に一任して対応を進めております」と記した。
佐々木氏の声明は以下の通り。
「黒夢」商標権の公売に報道に関して
今般、東京国税局により、清春の前所属先であるフルフェイスレコード(以下「フルフェイスレコード」といいます。)が保有しておりました「黒夢」の商標権が、公売に供されております。
現在、弁護士に一任して対応を進めております。
ファンの皆さまにご心配をお掛け致しましたことをお詫び申し上げます。
清春は平成24年10月10日をもってフルフェイスレコードの代表取締役を辞任しております。
皆様には、これまで同様、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
有限会社フルフェイスレコード
代表取締役 佐々木敏哉
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