「他の人より、考えすぎる」「他の人の気持ちを、いつまでも考えてしまう」「静かな環境が好き」。そんな風に自分を感じていれば、あなたは「超繊細な人」かも知れない。
超繊細な人たちは、突然人前で感情を出すことがある。また、直感と共感力に優れている。心理学者エレイン・アーロン博士によると、超繊細といわれる人たちは人口の約20%を占める。
「繊細なのはいいけれど、突然目の前で泣き出されるとどうしていいかわからない」と思う時があるかもしれない。しかし、彼らがなぜそんな行動をとるのか、理由がわかれば、より彼らを理解できるようになるだろう。
例えば、超繊細な人たちはこんな行動やシチュエーションが苦手だ。
1. 感情がこみ上げてきた時、冷静にふるまう
繊細な人たちは涙腺がゆるい。しかしそれは、彼らが弱いからではない。幸せな時、悲しい時、怒った時、感動した時…… 感情がこみ上げてくると、涙があふれてしまうのだ。「感情をコントロールできなくて恥ずかしい」と繊細な人たちの多くは思っているかもしれないが、研究によると、感受性が豊かな人たちは心を動かされやすく、感じた通りに行動する。だから感情をコントロールするのは難しいのだ。
2. ペンをカチカチさせる音
超繊細な人たちは、大きな音や、何度も繰り返す音が嫌いだ。アーロン博士によると彼らは環境による刺激を受けやすく、そういった音を聞くとフラストレーションがたまる。
3. 失礼な態度
超繊細な人たちはとても誠実だ、とアーロン博士は説明する。ただ「お願いします」や「ありがとう」と相手に伝えるだけではなく、周りの迷惑になることを避ける(地下鉄で、人が降りる前に乗ったりしない)。そして、礼儀正しく振る舞っていない人の行動が気になる。
4. ホラー映画を楽しむ
週末に血まみれの映画を見て楽しむ? 超繊細な人には考えられない娯楽だ。彼らは非常に感情移入しやすく、他の人の気持ちになって物事を考えたり感じたりする、とアーロン博士は研究で報告している。そのため、暴力的な映画や番組を好まない。
5. 建設的な批判
上司からの批判や厳しい叱責のメールをもらうと、繊細な人は他の人より重く受け取ってしまう。超繊細な人たちは批判されるのが苦手で、批判を自分の内側に秘める傾向がある。
6. 簡単に決断する
レストラン選びから転職まで、超繊細な人たちにとって全ての選択は重みがある。間違った選択をしたくないと感じるあまり、何かを決めることにストレスを感じる傾向がある。
7. グループでの運動
「繊細な人たちは大抵1人でできるエクササイズを好む」と心理学者のテッド・ゼフ博士が述べている。動きがチェックされるズンバなどのクラスは、あまり得意ではない。
8. 痛み
アーロン博士によれば、超繊細な人たちは他の人たちより痛みが苦手だ。タトゥーなんて問題外、注射を拷問に感じることもある。
9. 機嫌が悪い人
他の人の様子から、親友の家の装飾まで、繊細な人たちは周りを良く観察している。そのため、小さな変化に気付きやすく、周りの人の気分に影響されやすい。
10. 「繊細」を悪く受け止められる
超繊細な人たちは、「激しい」「弱い」「傷付きやすい」といった評価を受けることもある。しかし、研究によれば繊細さは生まれつきのもので、簡単に変えられるものではない。超繊細な人たちも、変えようと思ってはいないかもしれないが。ありのままでいいのだ。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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