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オノ・ヨーコのアート作品に参加できることを、密かに夢見ていた人もいるのではないだろうか。私もである。
世界中の女性たちにとって、この叶いそうもない夢が、まさに現実になろうとしている。オノ・ヨーコは9月6日、世界の女性たちにメッセージを送り、「女性であるがゆえに課せられたあなたのトラウマをシェアしませんか」と呼びかけた。
呼びかけの全文:
すべての年齢、世界のすべての国の、女性のみなさんへ:
女性であるがゆえに、あなたが受けた被害の証言をどうぞ送ってきてください。
あなたの証言を、あなたの言語で、あなた自身の言葉で書いてください。そして、どんな率直な言葉でもいいですから、あなたの願いを書いてください。お望みなら、ファーストネームのサインを入れてもらっても構いません。ただしフルネームは入れないでください。
あなたの両目の写真を送ってください。受けた被害の証言とあなたの目の写真は、2016年10月7日から2017年2月5日まで、アイスランドのレイキャヴィク美術館で、私の作品とともに展示されます。
心よりあなたの参加を願っています。
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まさしくオノ・ヨーコ流のやり方で、簡潔なプロジェクトがパワーになっている。おそらくこの地球上で、年齢、宗教、民族を問わず、女性というだけで、なんらかの不公平を味わったり、抑圧されたり、嫌がらせを受けたりしたことのない人はいないのではないだろうか。言葉と画像をシェアし合うという基本的なアクションを通して、女性たちを見てもらい声に耳を傾けてもらうことを、このプロジェクトは保証する。
オノは、文書で送られた証言を、女性たちの目の写真とともに編集し、アート作品に創り上げ、レイキャヴィク美術館で10月7日にお披露目する。証言や写真は、郵送かメールで送ることができる。レイキャヴィク周辺にいるのであれば、直接持って行ってもいい。
自分たちが受けた差別やトラウマの話を分かち合う女性が多ければ多いほど、根強く続くジェンダーの問題に無関心のままでいる人々を減らせる。そして―あのオノ・ヨーコの展示に参加することができるのだ。
さあ、動きはじめよう。
ROGER JONES VIA GETTY IMAGES
ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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