中高生限定アプリ『ゴルスタ』サービス終了 運営が個人情報書き込みで騒動
中高生限定で利用可能なSNSアプリ『ゴルスタ』を運営するスプリックスが5日、同サービスの終了を企業の公式サイトで発表した。
同アプリは「全国の中高生と友達になれる」という触れ込みで2014年10月にサービスを開始。先月、アプリの運営方針を批判した元利用者の名前など個人情報を運営側が公式ツイッター上に書き込み、批判が殺到。先月31日には同社の公式サイト上で、一連の騒動についての「お詫び文」を掲載していた。
スプリックスは「先般、ユーザー1名さまの情報を一部流出させてしまいましたことは既にご報告申し上げました。それ以降ゴルスタでは新規登録を停止し、運営方針が厳しすぎるのではというご意見に対する検証も含めて、運営管理体制を調査してまいりました」と今回の騒動についての経緯を説明。「その結果、一部運営担当者において、明らかにふさわしくない言動があったことを確認いたしました。この言動は、一部の運営担当者を再教育すれば解決するという問題ではなく、当然ながらゴルスタ運営、ひいては弊社全体の問題であると重く受け止めております」と運営側の不手際を認めた。
続けて、「教育を生業とする弊社にとって、今回の調査結果は大変重く、直ちにサービス全体を終了する理由となりました」と同サービスの終了を発表。「停止・終了作業は一両日中には完了する予定でおります」としている。
最後は「関係各位、特にこのたび情報を流出させてしまったユーザーさま、ならびにゴルスタ運営のふさわしくない言動に接したユーザーの方々におかれましては、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした」と改めてユーザーに向け謝罪した。
同サービスでは、アプリ登録者内でのチャットや悩み相談、動画の生配信が利用できるほか、10代に人気のモデル・大倉士門、藤田富、とまんらを講師に招いての「動画授業」なども人気を得ていた。
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