ドラマ「なんたって18歳!」などに出演した女優でタレントの十勝花子(とかち・はなこ、本名・加藤恵子)さんが8月21日、大腸がんのため東京都文京区の病院で死去した。長女が24日にFacebookで公表した。70歳だった。
【訃報のお知らせ】
母 十勝花子が、8月21日16時6分に急逝いたしました。
皆様に生前のご厚誼を賜ったことを深謝し、謹んでお知らせ申しあげます。
先月末、ステージ4の大腸ガンが発覚し、手術は出来ない程転移しており、治療しなければ余命6ヵ月と言うことでした。
しかしながら本人は、ガンと戦い復活すると心に決め、抗ガン剤の投与を始めたところでした。
療養先の長崎には、本日発つ予定にしておりましたが、体調が急変し、わずか3週間で逝ってしまいました。
無念としか言いようがありません。
通夜は行わず、葬儀及び告別式は、本日、都内斎場にて家族のみの密葬で執り行いました。
生前より、菊の花ではなく、バラの花でとの希望もありましたので、ソフトバンクホークスのチャンピオンTシャツを身に着け、花に囲まれ、美しい姿で送り出させていただきました。
皆様の記憶の中には、「いつも元気な十勝花子」のままでいさせててください。
なお、甚だ勝手ではございますが、御供え物等は故人の遺志により謹んでご辞退申しあげます。
また、なるべく多くの方にお知らせさせていただきたいので、シェア頂けましたら幸いです。
長女 服部令子
十勝さんは北海道出身。作詞家の星野哲郎氏に認められ、1966年に歌手デビュー。71~72年放送のTBS系ドラマ「なんたって18歳!」では、岡崎友紀演じる主人公をいじめる先輩を演じて人気を集めた。その後も「寺内貫太郎一家」「熱中時代」「大地の子」などのドラマで個性的な役を演じた。ほかにもエッセー執筆などマルチに活動した。
99年に起きたいわゆる「ミッチー・サッチー騒動」で浅香光代側につき、野村沙知代さんの学歴詐称疑惑を批判した。
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