アメリカ大統領選の共和党候補者であるドナルド・トランプ氏の娘、イヴァンカ・トランプさんが買ったジュエリーが話題になっている。
正確に言えば、ジュエリーに添えられていたメッセージが注目を集めている。イヴァンカさんは、ジュエリー・ブランド「レディ・グレイ」で耳飾りを注文したのだが、商品に、ブランドの共同設立者ジル・マルティネリ氏とサビーン・ル・ガヤダー氏がこんな手書きのメッセージカードを同封した。
親愛なるイヴァンカ
このたびは、ウェブでのご注文ありがとうございます! お買い上げいただいた商品の売上は、アメリカ移民協会、エブリタウン・フォー・ガン・セーフティー(銃規制を訴えるNPO)、そしてヒラリー・クリントンの選挙運動に寄付させていただきました。レディ・グレイの耳飾りを気に入っていただければ嬉しいです。
レディ・グレイ
ジル、サビーン
レディ・グレイの広報担当者は、ハフポストUS版の取材に次のように答えた。
「イヴァンカ・トランプさんからご注文をいただき大変光栄です。しかし、私たちの社会的・政治的な信念は、ドナルド・トランプ氏とは大きくかけ離れています」
「イヴァンカさんからご注文いただいた時、売上を私たちと同じ信念を持つ団体に寄付したい、とすぐに思いました」
「私たちは、自分が信じている理想をサポートすることで、一人一人が、大なり小なり変化をもたらすことができると考えています」
彼らは、メッセージをInstagramに投稿した理由を「他の人たちにも、同じように自分の信念を大事にしてほしいからだ」と話した。
父親のドナルド・トランプ氏の選挙活動に携わっているイヴァンカさんだが、これまで民主党寄りの言動をすることもあった。また、4月に行われたニューヨーク州の予備選では、無所属に登録していたため、父親であるドナルド・トランプ氏に投票できなかった。
イヴァンカさんはレディ・グレイのメッセージをどう感じたのだろうか。ハフポストUS版が、イヴァンカさんにコメントを求めている。回答が得られたらアップデートする。
ハフポストUS版に掲載された記事を翻訳しました。
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