リオデジャネイロ・オリンピック11日目の8月15日、卓球男子団体の準決勝で日本はドイツに3―1で勝ち、決勝進出を決めた。日本男子は史上初の決勝進出。この種目で初のメダル確定となる。
最初のシングルスを落とした日本は、エースの水谷隼がシングルスの第2試合で3―0のストレートで勝利し、1勝1敗。続くダブルスでも、丹羽孝希と吉村真晴が3―1で勝ち、1歩リードした。
第4試合は再び、水谷がシングルスで登場。3―0で圧勝し、試合を決めた。
試合後、選手らは次のように語った。
丹羽「ロンドンでは非常に悔しい思いをして、それから4年間、必死に頑張ってきて、いいことばかりではなかったんですけれども、今日、こうして最高の結果を残せたので、すごく嬉しいです。明日1日試合がないので、明日しっかり気持ちを切り替えて、決勝戦では今日よりも良いプレイをして、チームに貢献できるように頑張ります」
吉村「自分の思うようなプレイができなくて。本当に水谷さんもすごいプレッシャーがあったと思いますし、そういうなかでしっかりと勝ってくれて、僕らもしっかりとダブルスで点をとって、チームで勝つことに貢献できたので、今は本当に、一番情けない試合をしてしまいましたけれど、水谷さんがエースとしてしっかりと流れを引き寄せてくれて、僕も自分なりの仕事ができたので、とりあえず勝って良かったです。(決勝では)自分ができることを出しきって、悔いのない決勝を、そして金メダルを目指して戦っていきたいと思います」
水谷「今日第2試合でやったティモ・ボル選手とは、過去の成績が1勝14敗ぐらいで、本当に勝てない相手だったんですけれど、この大舞台で最高のプレイができて、最高の結果を残せてよかったです。今回すごく自信があったというか、絶対に彼に勝てると思ってここに来たので、その気持がプレイに表れたのかなと思います。もう優勝しか見てないですね。メダルが獲得できて、ひとまずホッとしているんですけれど、まだ試合は終わっていないので、あと1試合、最高のプレイがしたいです」
日本は17日(現地時間)の決勝で、中国―韓国戦の勝者と対戦する。
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