リオデジャネイロ・オリンピックが6日目を迎えた8月10日、体操男子個人総合決勝で、内村航平が92.365点で金メダルを獲得し大会2連覇を達成した。1968年メキシコ、72年ミュンヘン両五輪の加藤沢男以来、史上4人目となった。
金メダルを喜ぶ内村航平
内村は最終競技の鉄棒まで、オレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)の後塵を拝していた。しかし、内村が鉄棒で完璧な着地を見せたのに対し、ベルニャエフが着地に失敗したことなどで逆転した。内村の優勝が決まった瞬間、NHK BS1で実況を担当していた森昭一郎アナウンサーが「王者が奇跡を起こしました!」と絶叫した。ベルニャエフは92.266点で銀メダル。加藤凌平は88.590点で11位となった。
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内村は6日の予選で鉄棒で落下。得意とする個人種目の鉄棒での決勝進出を逃した。
しかし、8日に白井健三らと共に挑んだ男子団体総合の決勝では、2004年のアテネ大会以来となる3大会ぶりの金メダルに輝いていた。
「いつもの練習では絶対にミスがなかったので、練習だけを信じて着地は絶対止めてやるという強い気持ちで」鉄棒に臨んだという内村。産経ニュースによると、金メダルを決めた後、以下のようにコメントした。
何でしょうね。疲れ切りました。出し切りました。もう何も出ないところまで出し切って取れたのでうれしいより幸せです。これだけいい演技で一番いい色のメダルが取れたので一番幸せ者だと思います
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