リオデジャネイロ・オリンピックは8月6日(現地時間)、柔道女子48キロ級で近藤亜美が銅メダルを獲得した。今大会、日本代表選手のメダル第1号となった。
近藤は準決勝でパレト・パウラ(アルゼンチン)に袖釣込腰を決められ、技ありを奪われ敗れた。3位決定戦ではムンフバット・ウランツェツェグ(モンゴル)に攻めあぐねたが、試合終了直前に隅落としで有効を奪い優勢勝ちした。
準決勝でムンフバット・ウランツェツェグと戦う近藤亜美(青)
近藤はオリンピック初出場で銅メダルを獲得したが、終了後、涙ながらにこう語った。
終わってみれば銅メダルと言うことで、本当に情けない気持ち、申し訳ない気持ちで一杯です。(相手が)いつもと表情が違って、本当に死にものぐるいで来ていると分かったんで、半端な気持ちでは勝てないなと思いました。実力の差を見せつけられた大会でした。
敗者復活1回戦でキム・ウォンジンを破る高藤
柔道男子60キロ級では高藤直寿が銅メダルを獲得した。
高藤は準々決勝でアミラン・パピナシビリ(ジョージア)に敗れ、敗者復活戦に回った。敗者復活の初戦では初戦でキム・ウォンジンから小内返しを奪い優勢勝ち。第2戦でもオルハン・サファロフ(アゼルバイジャン)に優勢勝ちした。
高藤は試合後のインタビューで、涙を流してこう答えた。
今までの自分だったら負けて気持ちが折れてしまったと思うけど、回りの人たちの応援があったからこそ銅メダルが取れた。感謝の気持ちで一杯です。井上監督に「メダルを絶対取れ」と。明日の海老沼先輩に影響が出ると思ったので、絶対取ろうと思いました。お世話になった人たちに申し訳ない気持ちで一杯ですけど、何とかメダルを持って帰れるんで、これが今の自分の強さだと思って胸を張って帰りたいと思います。
■バレー女子、初戦は韓国に逆転負け
バレーボール女子日本代表は6日、1次リーグ初戦で韓国と対戦し、セットカウント1-3で敗れた。第1セットを25-19で先取したが、第2セット以降は15-25、17-25、21-25と連取された。右手小指を骨折している日本のエース木村沙織は要所でサーブやスパイクにミスを連発。逆に韓国のエース金軟景に何度も強烈なスパイクを打ち込まれた。
真鍋政義監督 同じアジアの相手で勝ちたかったが、非常にミスが多かった。五輪の初戦で緊張したのかな。相手のサーブが良く、日本はサーブレシーブのミスが多かった。反省して次の試合に備えたい。
(リオ五輪・談話(バレーボール女子)〔五輪・バレーボール〕:時事ドットコムより 2016/08/07-00:12)
12カ国が2リーグに分かれて予選を戦い、各リーグの上位4カ国が準々決勝に進む。
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