イギリス人フォトグラファーのジョン・ローリーは、イギリス、ヘレフォードシャーにある木が驚くほどドナルド・トランプに似ていると言っている。それは、とてもショッ「木」ングな光景だ。かつてはエルヴィス・プレスリーに似ていた木が、今ではドナルド・トランプと化してしまったのだ。
問題のその木は、2013年にローリーが、ロックンロールの王様、エルヴィスに驚くほど似ていることに気付き、世界的に注目されたニレの木だ。
当時ローニーは、地元紙「サウスウエストニュース」に、「ある日、運転をしていたら、場違いなくらい目立っていたんだ。私はそれほどエルヴィスのファンじゃないけど、そのユニークなリーゼントにすぐ気付いて、『この木はエルヴィスだ』と、口をついて出たんだよ」と語っていた。
たしかに、ニレの木を左から見たらエルヴィスに見える。最近、ローニーは再びその「エルヴィスの木」のそばを通りかかり、目にしたものに非常にショックを受けた。なんと今ではドナルド・トランプにそっくりではないか。
「3年ぶりに反対側の方向から通りかかって、その木の違う一面を見たんだ。ツタが成長して、エルヴィスのリーゼントが、トランプのバーコードヘアになっている」と、ローニーはハフポストUS版に語った。
ローニーは、その光景を見てぎょっとした。
彼は、「ドナルド・トランプに似ている木を見ることなんてめったにない、とても変だと思った。もしかすると、11月に誰が大統領になるかについての暗示なのではないか」と、イギリスのメディア「SWNS」に語った。
そうなのだろうか。もしくは、ランダムで意味のない形の中に、人間の顔や見慣れている模様が見える「パレイドリア」という心理現象かもしれない。
ドナルド・トランプは多くのものをインスパイアさせているようだ。
6月には、グーグルのエンジニア、マット・カッツさんがスペインのサンセバスチャンで休暇を取っていたときに、あるお菓子を見てトランプのトレードマーク、バーコード頭を思い出した。何かの比喩ではないけれども、結局そのスナックはややがっかりする味だった。
カッツさんは「見た目はいいけれど、かぶりついた瞬間、思っていたよりも美味しくなかったんだ」と、ハフポストUS版に語った。
3月には、スコットランド、エジンバラ在住のリアム・オヘアさんが、この不動産王に激似のハムを見つけている。
「私は、トランプのファンじゃないんだけど、トーストサンドイッチのファンなんだ。だから、しばらく取っておくというよりも、すぐに食べちゃったよ」と、オヘアさんはSWNSに言った。
2015年8月、ミズーリ州ワイルドウッドに住むジャン・カステラーノさんは、アースバランスオーガニックスプレッドというバターを購入し、バターの表面のドナルド・トランプの顔の模様が彼女を見つめていた。
「私がコーヒーを飲もうと思っていた時よ、すぐに楽しくなっちゃいました。本当に彼なのか確かめるのに眼鏡をかけなきゃいけませんでした」と、カステラーノさんはハフポストUS版に証言している。
ハフポストUS版編注:ドナルド・トランプ氏は世界に16億人いるイスラム教徒をアメリカから締め出すと繰り返し発言してきた、嘘ばかりつき、極度に外国人を嫌い、人種差別主義者、ミソジニスト(女性蔑視の人たち)、バーサー(オバマ大統領の出生地はアメリカではないと主張する人たち)として知られる人物である。
ハフポストUS版より翻訳・加筆しました。
関連記事