大人気のスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」について7月27日、タレントの水道橋博士(53)と漫画家のやくみつるさん(57)が、ともに出演したテレビ東京系「モーニングチャージ!」で意見を戦わせた。やくさんが25日にポケモンGOをやる人を「こんなことに打ち興じている人を、心の底から侮蔑します」と発言したことを受け、番組で水道橋博士は「そう決めつけるコメントする人を心の底から侮蔑します」と反論した。
水道橋博士:僕は子供たちがやるんで、親子共同型で、特に思春期の中学生の長男とはポケモンを通じてようやく会話している感じがありますね。娘は小学4年生で僕のを持たせてやるんですけど、本当に危険だなと思って、ずっと見ていますね。子供は制御がなかなか効かない。
あと、世界中でこのゲームをやっている。例えば僕は中野に日曜日に行っていましたけど、世界中の人が集まって公園でこれをやっている光景っていうのは、一変しましたね、世界が。こういうふうに世界標準になって日常が変わっていくというのは、テレビがやってきた来た日くらいの風景を見ていますね。
これに対し、やくさんは、水道橋博士の息子に関して「せっかく歴史好きならそういった芽を育ててあげるのが、親御さんの務め。長男は諦めているのかもしれないですが、末っ子はね、育てたら」と返した。
すると水道橋博士は「いや、そんなことないですよ。それをきっかけに神社なんかに行くようになって、そこに寄って、そこの歴史を語るようになる。大人もそうですからね。そういうのを決めつけてね、こういうコメンテーターとしてのポジショントークをする人を、僕は心の底から侮蔑します」と批判した。
司会の大橋未歩アナウンサーが、鳥取県の「鳥取砂丘のスマホゲーム解放区宣言」などポケモンGOが地方活性化にも役立っていると指摘した。
すると、やくさんは「鳥取砂丘がむしろ呼び込んでいると。嬉々としてモンスターを得られるという人は、気をつけたほうがいいです。もしかすると、それは罠かもしれません。砂丘に巨大な蟻地獄が掘ってあって、そこに集まってきた連中が次々落ちるようになっていて。二度と這い上がれなくなっている、という仕掛けがあればいいなと思っています」と話した。
さらに、次のように続けた。
「本来来ようとしていた客が相当期間、寄りつかなくなるというリスクをどこまで考えているのかなという気がします。鳥取砂丘しかり、砂丘に行く人は、砂の音に耳を傾けたいという人たちなので、その人たちを排除したあと、どうなるのかなと思います」。
これに対して、水道橋博士は「それは違うと思いますけど」と反論した。
放送終了後、番組の公式Twitterで水道橋博士は次のようなコメントをした。
やくさんの「こんなことに打ち興じている人を、心の底から侮蔑します」という25日の発言に対しては、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(71)も自身のTwitterで「他人の価値観が理解できない人を気の毒に思います」と投稿するなど、インターネット上で話題となっている。
関連記事