「ソーラー・インパルス2」 ソーラー飛行機が初めて世界一周

太陽光エネルギーだけを動力とする飛行機が、初の世界一周に成功した。

太陽光エネルギーだけを動力とする飛行機が、初の世界一周に成功した。ロイターなどが報じた。「ソーラー・インパルス2」が7月26日、最終目的地のアラブ首長国連邦のアブダビに着陸した。2015年3月9日に同地を出発して以来、約4万キロを500時間近くかけて飛行した。

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JOHANNES EISELE via Getty Images
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ASSOCIATED PRESS

当初の旅の予定は5カ月だったが、悪天候に見舞われ途中で足止めされた。2015年6月1日には中国・南京からハワイに向けて飛行中に、愛知県豊山町の県営名古屋空港に緊急着陸する場面もあった

ソーラー・インパルス2は、ベルトラン・ピカール氏(58)とアンドレ・ボルシュベルク氏(63)の2人のスイス人飛行士が交代で操縦した。公式サイトでは「この機体は乗客ではなく、メッセージを運ぶために造られた。実在する代替エネルギー源と新技術で、不可能と思われていたことを達成できると示すのが狙いだ」としていた。

最後のフライトを務めたピカール氏は「エネルギーの歴史で初めてのことをした。ソーラー・インパルス2は、未来をクリーンにするための始まりにすぎない」と着陸後、Twitterに投稿している。

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