東京都知事選(7月31日投開票)に候補しているジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=は7月21日、同日発売の週刊文春が「『女子大生淫行』疑惑」と題する自身の記事を掲載したことについて、選対会議の席上、「記事内容は一切、事実無根だ」と反論した。産経ニュースなどが報じた。
鳥越氏は会議の冒頭、記事に関して「心ない誹謗(ひぼう)中傷を受け、心から悔しい。怒りでいっぱいだ」と言及。続けて「私は週刊誌の仕事をしていたから分かるが、単なる週刊誌の取材記事というより、何か政治的な力が働いているのではと思う」と語った。
(【鳥越俊太郎候補「淫行」文春報道】鳥越氏「週刊誌の仕事をしていたからわかる。何か政治的な力が働いた」 週刊文春の「『女子大生淫行』疑惑」を否定 民進党会議で - 産経ニュースより 2016/07/21 11:48)
記事は、鳥越氏の過去の女性関係に疑惑があるとする内容。選挙事務所は20日、週刊文春の記事は「事実無根」として、「明確な選挙妨害であり、刑事告訴すべく準備を進める」などとする抗議文を同誌編集部に送付したことと明らかにした。また弁護団は21日、公職選挙法違反などの疑いで東京地検に刑事告訴した。
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鳥越氏は21日、同氏に関する記事を掲載した同日発売の「週刊新潮」に対しても法的措置を含めた対応を取る考えを示した。
週刊文春編集部は朝日新聞の取材に対して「記事には十分自信を持っている」と回答している。
鳥越氏側の抗議文はこちら。
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